イベント車両には、ラッピングが施されています。これは、特殊なシートに印刷をして、それを熱によってボディーに吸着させるという方法で行われています。塗装と違って短期間で簡単に施工できるのが魅力です。また、塗装の場合は一度塗装してしまうと塗り替えるのが大変ですが、ラッピングの場合はそれをはがしてしまえばまた元通りになります。
さらに、ラッピングを施すことでボディ表面をコーティングするような形になるため、ボディに傷をつけにくくなるメリットもあり、きれいな状態で保つことも可能です。イベント車両用のラッピングを施している業者は、たくさん存在しています。イベント車両に限らず、ボートやバイクなどいろんなものに対して施工できるのが特徴で、個人で依頼する人も少なくありません。個人でも機材を用意すればできないこともないですが、大きなシートを用意するためには大きな印刷機が必要となり、これは個人ではなかなか手に入れることができません。
また、大きなシートを見た目を損なわないように貼り付けていく作業は思いのほか難しく、ある程度の技術と経験が必要になります。そのため、きれいに施工してもらいたい場合は業者に頼んだ方が良いですし、その方がコストがかえって安くなることも少なくありません。塗装に比べるとコストは高くなってしまいますが、メリットも大きいので、イベント車両を用意するときには塗装だけではなくラッピングも検討してみると良いです。