営業車の車両ラッピングは最近増えつつある媒体で、それなりの効果を出しているのも事実です。ラッピングカーを広告という位置付けで行なった場合、その効果を測定するとその方法がほとんどないのが現状です。看板は同じ効果のあるものとして認識がありますが、効果測定ができないこともあり逆に媒体費に関して言い値のような高めの価格になります。電車の広告・テレビコマーシャルのようなしっかりとした効果測定ができているかというのは定かではなく、視聴率と言ってもコマーシャルのこのシーンで具体的な倍率というのはわかりません。
電車も同様に駅の乗客数が全て見ていることもないですし、見てもすぐ忘れてしまうのが現状です。営業車の広告で言えることに関しては繰り返しで見ることにより、違う媒体でも見たという気分になりますし、接触頻度も高くなることで効果が出やすくなります。ラッピングカーは毎日車で地域を巡回しているので、余分な媒体費が必要ないということもあります。これを考えると得策という可能性もありますし、他の広告と車両との相乗効果を狙っていることもあります。
費用はかかりますが看板の媒体費用はフィルム代がかかってきますが、このような背景も考えつつ包装媒体の市場も大きく変化していきます。チラシは渡してもすぐに捨てられる可能性がありますし、その場にいる人しか見ることができないポスターとは異なる点も営業車でのラッピングカーの大きなメリットになり移動しながらの宣伝となります。